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ラブライブサンシャイン劇場版の感想 (2回目)

映画、2回目観てきました。

  • 20~30分ぐらいのスパンではいい感じなのに、全編だと、やっぱり話があっちこっちに行っちゃって、自分の気持ちがうまく盛り上がりきれない感じ…。沼津からイタリア行ったと思ったら、すぐに函館と中継つないでなんかやって、とかで、自分の気持ちの振れ幅と物語の振れ幅がシンクロしきれない…。
  • 冒頭、鞠莉が言う「これからについての大事なこと」、要約するに「これからもAqoursを続けてほしい」ということはまあわかるのだが、(1回目でもそのレベルであればちゃんと理解していた、)そこから唐突にミュージカル入るし、歌っている歌詞が「大事なこと」と関係なくはないが別件と言えば別件のような話で、わかりにくい感は大きく。というか、何か重要なことが冒頭ですでに提示されていたのか、と思ったがそんな感じじゃなかったような…。
  • そういう意味だと、羽根の演出も、その場面場面での意味はあるようだけど、映画全編を通じての意味みたいなものはなかった感じ。
  • むしろ、紙飛行機に意味がありそうか。最後に映る様子だと、何かが書かれた紙で折った紙飛行機になっているから、何の紙を紙飛行機にしたのか、が意味がありそう。
  • 鞠莉の母親まわり、なんとなくの違和があることはあるのだが、突き詰めていって面白そうな違和感じゃないんだよなぁ…。とりあえず置いておくべきかな。
  • ああ、でも、ローマでのライブで、鞠莉の母親が賛成しないまでも反対はしないところまで納得したこと、自分としてはいまいちそこに至る背景がよくわからん感じはある。スペイン広場にああいう感じで人を集めるということ自体がそれだけの意味があるということなんですかね。
  • この後の、Saint Snow のくだりは、すごく良いんだよなぁ…。というか、このくだりはスッと気持ちが物語に乗っていける。なんなら、今回の映画の期間と同じ時間を Saint Snow 側の目線で切り取った構成で物語にしたほうがまとまった良い話になるんじゃないかと思ってしまうぐらいには、このくだりは気持ちが乗っかる。
  • まあ、この件は、「姉妹なんだから普段からちゃんと伝えろよ」と思うところなきにしもあらずだが、「とても近いからこそ改まってこういう話ができなかったんだろうなぁ」という解釈にしている。
  • そして、物語上は最後の、そして、新しいAqoursとしては新たな一歩目である、沼津駅前でのライブ、やっぱり、これ、物語としては、空想シーンでも3年生が歌ってはいけなかったと思うんだよなぁ…。「鞠莉も、ダイヤも、果南も、気持ちはAqoursとともにある」をビジュアルに表すにしても。だものだから、物語ではないところの要請で3年生も歌っているように思えてしまう。
  • かといって、イメージシーンで3年生は声を発さず居るだけとか、イメージシーンは使わず、千歌あたりが幻を見ている感じで3年生が居るとか、そういうのもどうかと思うが…。
  • いや、イメージシーンに切り替わる前に、3年生が踵を返して出発するようなシーンが挟まれているから良くないのか。3年生が踵を返すシーン無しで、3年生も歌うイメージシーンに入って、ライブが終わったところで客席を見たら3年生はもう居ない、なら、それほど違和はないかも。
  • 映画上の問題として、この歌をそのままEDにしてるから、「ライブ終わったところで…」がやりにくいところはあるが。いや、スタッフロール終わった後で、Aqoursのライブにのぼせてしまった中学生達の会話シーンを入れているんだから、スタッフロール終わった後で、客席を確認するような演出を入れることもできなくはないか。